U.M.I Film Makers 航海日誌

映画製作ユニット「U.M.I Film Makers」の活動の日々を記した航海日誌です。

船長の航海日誌25~久しぶり

おはようございます。船長の武信です。

 

先日の撮影は久しぶりに隠れた主演男優の登場でした。
ステージタイガーの谷屋俊輔さん!

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クランクインの日に初期段階での予定通りの登場シーンは全て撮影し終わったのですが、その後脚本の改定により出番が増えて「追加撮影」と相成りました。


…普通に撮影期間中だけど追加撮影w


何だかんだ言って映画製作はモノづくりなので作戦通りに進まないことも沢山有るし、作戦そのものが変更になることも、そりゃあ一杯あるのです。
作戦目的の「全シーン面白い映画」さえぶれてなきゃ良いのだ!w

 

お陰様で変な画が沢山撮れたよ!!

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本作品は舞台や季節が移り変わってゆく設定になっているので、結構ロケが多く、撮影に物理的な制限が掛かる事も多いのですが、このシーンは完全に密閉空間なのでやりたい放題でございます。
こちらも久しぶりにこういうシーン撮れたので嬉しいw

…あー、ちょっとそこの君、イマジナリーラインって何かね?www

 

良い子の皆はマネしちゃ駄目だぞ!!!

船長の航海日誌24~「面白い」

こんにちは。船長の武信です。

先日の撮影で150テイクほど撮影したのと明日の撮影に向けて7シーンほど絵コンテを追加したせいで映画全体のイメージがゴリッと具体化しました。

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あ、今までイメージがなかった訳ではないですよw


「こういう風にしたい」「こうしよう」というイメージというか方針は勿論あるんですが、映画なんて概念じゃなくて具体的な作品なので、実際にある程度形になってないとなんぼ頭の中で考えてても、本当にそうなってるのかどうかなんて判んないw

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監督が自分で言うのもアレですが今のところ「大変に面白い」ような気がします。
辻褄や説明に時間を割くのではなく面白いシーンだけで丸々一本出来上がってる映画を作るのが夢なのですが(辻褄や説明を無視する訳ではないですよ、念のためw)、現状では割りと出来てるのかも知れません。

 

ただこの撮り方するとふと「面白いって何???」みたいな変な思考のポケットに落ち込むことがあるのが問題っちゃあ問題w
「面白い」がゲシュタルト崩壊するんですなwww
「このシーンの面白いはさっきもやった面白いと同じじゃね?」→「さっきのとこでやるよりこっちでやった方が面白くね?」→「てことはさっきのとこは面白く無くね?」→「てことはこの面白さ自体がそもそも面白くなくね?」とかそういうw

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ここで引き返すのは簡単なのだが、キレイに整形されたものを作ることに執心して「面白さ」自体を目的にしないような作り方はしたくないので、このまま進むか、もうちょっと変わったところを目指してみるか、さあ、いよいよ分岐点って感じで製作が佳境に入ってきた訳でございまするYO!


どこに行くにしろもうひと押しすれば当初の予定よりも更に面白い場所に辿り着けそうな予感はします。

ご期待下さい~!!

 

 

 

船長の航海日誌23~テイク数

こんばんわ。船長の武信です。

 

ワタクシ、常々言っているんですよ。
撮影にあたって、特にローバジェットのインディーズ映画では無茶なスケジューリングが行われることが多く、一日100テイクとかぶっこんでしまうようなことも。
しかし、それではクオリティが保てない状況が生じてしまいがちで、それはオカシイのではないかと!!!

 

予定しているカットが収まればそれで良いのか?
もっとゆっくり丁寧に撮れば、そんなに焦るよりも結果的にはリテイクが少なく済んで効率的になるはず!
こんな当然のことが実行されないのは愚かにも程がある。

 

で昨日おとといと二日間は久しぶりの撮影だった訳ですよ。

……

………150テイク撮ってました。

 

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正直、済まんかった。・゚・(ノД`)・゚・。

 

【出演情報】出演:丹下真寿美 演劇EXPO2018 リーディング企画

通信長林です。

長堀橋のメキシカン料理がベースのDinning bar SHIROKUMAにて、T-worksの千秋楽が終わったばかりの丹下真寿美さんが出演のリーディング企画が行われます。

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演劇EXPO2018 リーディング企画

▼2月17日(土)
久保田万太郎「三の酉」         
出演:蟷螂襲(PM/飛ぶ教室)、丹下真寿美(T-works)
開演 18:30/20:00
※受付・開場は開演時間の30分前、2ステ目は準備でき次第開場
料金:1,500円+1オーダー ※予約優先
@Dinning bar SHIROKUMA(長堀橋

www.facebook.com


大阪市中央区南船場1-7-8 ダイアパレス順慶町地下1階
長堀鶴見緑地線 長堀橋駅1番出口より徒歩約7分

 

船長の航海日誌22~絵コンテ

こんにちは。船長の武信です。

 

先日、凄いちゃんとした撮影予定表が出来上がったので絵コンテを描いております。
…描いてなかったのか!…と思われる方もおられるかも知れません。
…描いてなかったです!すみません!!!

 

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あ、誤解なきように明記しておきますと過去の撮影分は当然既に描いているので、今後の撮影分の話でございますw
(まあ描いてなかったシーンもあるがw)

 

割りと好きな作業ではある。
何なら編集の次くらいに好きです。
撮影よりは間違いなく好きです。

…この段階でどういう映画になるかの枠組みが決まるので、多分、その過程の高揚感が好きなのだと思われます。
アイディアを出すのが絵コンテ、アイディアを実現するための素材を集めるのが撮影、アイディアが実現していく瞬間が編集
…みたいな感覚。

映画って基本的には映像なので(当たり前ですがw)「脚本を題材として如何に面白い映像を作るのか?」が重要で、その根幹がここで決まっちゃう。
(勿論脚本自身の面白さも超重要。上積みが出来るのかマイナスが生じちゃうのかとかが映像のお仕事。何なら脚本がスッカスカでも面白い映画はあることはある。…それを狙う必要はないけどw)
「作家」としての監督の仕事はこの段階で大部分出来上がると言っても過言ではないと思っております。
監督には「現場指揮官」とか他の意味もあるのでそれを放棄するわけには行かないんですが、出来ることならこの部分とあとは編集ばっかりやってたいくらいだ!w

 

…さて休憩はこのあたりにして、「物語」を「映画」にする為に頭動かすぜ!!!

【出演情報】出演:河上由佳 演出:坂本隆太朗「大阪現代舞台芸術協会 あんたの戯曲を上演させてくれへん?企画 」

通信長林です。

とある決めセリフが印象に残る「先輩」役の河上由佳さん出演、二日間の撮影で、見事な怪演を残し颯爽とクランクアップしていった坂本隆太朗さんが演出で参加している

「大阪現代舞台芸術協会 あんたの戯曲を上演させてくれへん?企画 」

が2/8~12の期間、ウイングフィールドにて行われます。

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出演

遠坂百合子(リリーエアライン)
ネコ・ザ・ポンティ(よいとな/キャパシティせまめ)
筒井茄奈子
宮村信吾(劇団EN)
村山裕希(dracom)

河上由佳(満月動物園)

小谷地希(凡タム)
野村有志(オパンポン創造社)
ミチル
丸山交通公園(丸山交通公園ワンマンショー)
松㟢佑一(A級MissingLink)
小室千恵
条あけみ(あみゅーず・とらいあんぐる)
卯津羅亜希(劇団空組)
坂口美紅
電電虫子(劇団冷凍うさぎ)
浜志穂(劇団大阪)
西村花織(劇団しようよ)
片岡亜紀
藤田和広
FOペレイラ宏一朗(プロトテアトル)
竹内宏樹(空間悠々劇的)
殿村ゆたか(MelonAllStars)

脚本
紺野ステカセ(福島県)・大池容子(東京都)・大岡淳(静岡県静岡市)、玉井江吏香(愛媛県松山市)・綾門優季(東京都)演出 泉寛介(baghdad cafe)、坂本隆太朗

料金(1枚あたり) 500円 ~ 5,000円

【発売日】
●予約:一般3,000円/25歳以下・障がい者2,500円
●当日:一般3,300円/25歳以下・障がい者2,800円
●セット券:一般5,000円/25歳以下・障がい者4,000円 ※予約・当日共
●高校生以下:一律500円
●ようおこし割:一律500円※ようおこし割は、近畿2府4県以外に在住・通勤・通学の方が対象

※25歳以下・障がい者・高校生以下・ようおこし割は要証明

サイト 

DIVE 大阪現代舞台芸術協会 | EXPO2018 info


※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。

タイムテーブル

2月8日(木)19:30[A]
2月9日(金)19:30[B]
2月10日(土)11:00[A]/ 17:00[B]
2月11日(日)11:00[A]/ 15:30[B]
2月12日(月祝)11:00[A]/ 15:30[B]

●Aグループ:『大きな声がうるさい』『非公式な恋人』
●Bグループ:『あの場所、ふたり、あまやどり。』『遊星からの少女X』『詩劇 空に堕ちた男』

 

説明
2017年2月、他地域の俳優と関西の演出家と共同制作を行ったNPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)。
2018年は他地域の劇作家と関西の演出家とのコラボ企画「あんたの戯曲を上演させてくれへん?」を大阪シアターフェスティバル 演劇EXPO2018にて開催します。
「恋」をテーマに公募で選んだ近畿2府4県以外を活動拠点とする劇作家の短編戯曲を関西で活躍する俳優・スタッフとともに泉寛介(baghdad cafe)と坂本隆太朗の演出でお届けします。

上演作品

『あの場所、ふたり、あまやどり。』 [Bグループ]

脚本:紺野ステカセ(福島県) 演出:泉寛介(baghdad cafe)
いつもの雨知らない店ひらいたページそしてすこしの出来事を
出演:遠坂百合子(リリーエアライン)、ネコ・ザ・ポンティ(よいとな/キャパシティせまめ)、筒井茄奈子
●作家プロフィール
●紺野ステカセ

福島県福島市在住。2005年に捨組(すてぐみ)を旗揚げする。以来プロデュースユニットとして、脚本・演出・映像・宣伝美術をてがける。シニカルかつアイロニカルな切り口で、ある一定のシチュエーションにおける群像劇を打ち出す。

『大きな声がうるさい』[Aグループ]

脚本:玉井江吏香(愛媛県松山市) 演出:泉寛介(baghdad cafe)
―――「売らんよ、土地は」数年ぶりに集った家族。それぞれに流れた時間。それぞれの事情。それぞれの「今」。降り注ぐ「大きな声」。なすすべのない「僕ら」。
出演:宮村信吾(劇団EN)、村山裕希(dracom)、河上由佳(満月動物園)、小谷地希(凡タム)、野村有志(オパンポン創造社)、ミチル、丸山交通公園(丸山交通公園ワンマンショー)、松㟢佑一(A級MissingLink)、小室千恵、条あけみ(あみゅーず・とらいあんぐる)

●作家プロフィール
●玉井江吏香愛媛県松山市を拠点に演劇を中心とした表現活動を行っているUnitout主宰。
Unitoutのほぼ全ての作と演出。
元々は詩人・俳人。日本演出家協会・日本劇作家協会会員。初代四国劇王。最近は県外演劇仲間の制作協力なども。


『非公式な恋人』[Aグループ]脚本:綾門優季(東京都) 演出:坂本隆太朗

せんだい短編戯曲賞大賞受賞作家である綾門優季の戯曲が大阪で初上演!
2017年5月に東京で上演された、「近未来の都市」をテーマに描いた短篇戯曲『非公式な恋人』を関西若手作家・演出家の坂本隆太朗が演出します。

出演:卯津羅亜希(劇団空組)、坂口美紅、筒井茄奈子、電電虫子(劇団冷凍うさぎ)、浜志穂(劇団大阪)

●作家プロフィール
●綾門優季劇作家・演出家・青年団リンク キュイ主宰。青年団演出部。
2013年と15年にせんだい短編戯曲賞大賞を受賞。脚本を手掛けた『前世でも来世でも君は僕のことが嫌』が12月14~24日にアトリエ春風舎で上演される。


『遊星からの少女X』[Bグループ]脚本:大池容子(東京都) 演出:坂本隆太朗
山崎あかりは、どこにでもいる普通の女子高生。周りの子とちょっと違うのは、頭から不思議な触覚が生えていること。

出演:西村花織(劇団しようよ)、ミチル、片岡亜紀、藤田和広

●作家プロフィール
●大池容子劇作家・演出家・うさぎストライプ主宰・アトリエ春風舎芸術監督。
2013年『メトロ』で芸劇eyes番外編「God save the Queen」に参加。
2016年『みんなしねばいいのに』を京都のアトリエ劇研で上演。

『詩劇 空に堕ちた男』[Bグループ]脚本:大岡淳(静岡県静岡市) 演出:坂本隆太朗

どこから来たのか、どこへ行くのか、忘れてしまったけれど、生きていかねばならない男と女。
神々にもてあそばれるふたりは、手元に残されたわずかなカネを、酒と煙草に換えることができるだろうか? 小さな小さな冒険物語。

出演:FOペレイラ宏一朗(プロトテアトル)、丸山交通公園(丸山交通公園ワンマンショー)、竹内宏樹(空間悠々劇的)、条あけみ(あみゅーず・とらいあんぐる)、殿村ゆたか(Melon All Stars)

●作家プロフィール
●大岡淳演出家・劇作家・批評家。1970年西宮市生まれ。
SPAC-静岡県舞台芸術センター所属。戯曲最新作に『1940 ―リヒャルト・シュトラウスの家―』(宮城聰演出)、編著に『21世紀のマダム・エドワルダ』(光文社)がある。

演出家プロフィール
泉寛介1980年生まれ。学生時代より紹介で演劇を始める。劇団baghdad cafeの脚本・演出担当。2005年、第3回近松賞優秀賞受賞。2017年、應典院寺町倶楽部主催シアトリカルフォーラム戯曲×恋愛『愛情マニア』構成・演出・進行。大阪現代舞台芸術協会理事。應典院執行部。会社での役職は課長。

坂本隆太朗 脚本・演出・俳優。2011年頃から2017年7月まで大阪で活動していた劇団がっかりアバターの全公演で作・演出を手がけていた。
個人の活動としては、日本演出者協会で横光利一の「恐ろしき花」演出やkiss FM kobeのstory for twoに出演。
音楽と服が好き。

その他注意事項

※会場にはお履物を脱いでお入りいただきます。お履き物を入れる袋を入口にてお渡しします。
※桟敷席が多くなっておりますので、特別な配慮がご必要な場合は事前にお問合わせください。

 

船長の航海日誌21~撮影再開に向けて

こんにちは。船長の武信です。

 

今月は主演の丹下ちゃんのユニットT-worksが第一回公演「源八橋西詰」の本番月のため撮影がおやすみ。
そもそも月に数回の撮影スケジュールで間隔は結構開く事が多かったのですが、一月丸々撮影がなかったのは初めて。

 

…ぶっちゃけ色々忘れかかっている俺がいる。
ヤヴァい。

 

…という訳でメイク・衣装のKOMAKIさんの提案により映画全体の撮影予定に関する調整会議やってきました。
やってなかったのか!…と思われる方もおられるかも知れません。
…やってなかったです!すみません!!!

 

単純に俺がスケジュールとかを覚えるのが下手なために初めから諦めていたのですが、戒田さん・KOMAKIさんの活躍により立派な予定表が完成。

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心強い!

 

さあ、後は俺が内容を考えるだけだ!!!
…頑張るよ~。

 

因みに折からの寒波で帰り道こんなでした。

何ぞこれ><

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