こんばんは、船長の武信です。
最初のお披露目上映も終わり、ぼつぼつ映画祭に出品をしたり、クラウドファンディングのリターンを作ったり、よその地方の上映スペースについて調べたりしております。
トークセッションや秘密集会でも喋れなかった裏話が思い返せば結構あるので時々放出してみようと思います。
主に演出面での技法の話が多いんですけども。
専門的だから余り話す機会も無い類の話けど言いたいのでご興味ある方はお付き合いくださいw
まず泉寛介さんのゲスト回でちょっと言った「会話のシーンは会話を撮ると映画にならない。何をしながら会話してるかが重要でメシ食ってるならメシのシーンになってないといけない」という話。
…言語化するとこれ以上補足することもないんですが、実際にはいまいち伝わって無い感があったのでちょっと補足。
実際、寛介さんも「状況説明するってことね」みたいな反応してて「違う!」と思ったけど、その場では言語化出来なかったんですよねw
(別に寛介さんをディスってるんじゃないですよ、念の為www)
具体的に言うとこのシーンとか。
卯月が目撃した「あの人」の事を先輩と後輩に最初に告げるシーンですが、このシーンは台詞の音で伝えられる情報と、映像で伝えられる情報が全く異なっていて、映像では台詞の情報と全く関係なく三人の人間関係が伝わるように設計してあります。
DVDお持ちの方は是非音を消して観てみて下さい。
こういう「脚本上の台詞とは別の情報を如何に伝えるか?」っていうのは割と全シーンに渡って拘った…というかこれがやりたくて監督やってる位の勢いの超重要なポイントなので補足。
まあ勿論こういうのがうまく行く時も行かない時もあるので、全編こうだ!とまでは言えないんですがw
このシーンは比較的上手く行ったんじゃないかなぁと自負しております♪