U.M.I Film Makers 航海日誌

映画製作ユニット「U.M.I Film Makers」の活動の日々を記した航海日誌です。

船長の航海日誌36~音の種類

こんばんわ、船長の武信です。

 

6月18日は大きな地震がありましたが、幸い池田市周辺は大した被害もなく、編集機が停電で止まっていたのには驚きましたが、こちらもデータが破損することもなく、順調に『その日、恋は落ちてきた』ポスプロは進行中です。

 

現在、一通りの色調整が終わり、音声の調整がメイン作業。
現在はひたすらに効果音を入れていく作業中です。

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ご覧の通りタイムラインが大分と縦に長くなってきましたよw

 

効果音を入れる時は大体二種類に分けて考えて入れるようにしているのですが、「現実音」と「演出としての音」というのが個人的な大まかな区分。
前者は写ってる場所で流れているであろう環境音や歩いてる時の靴音とか立ち上がる時の衣擦れとかの動作音のような「実際にその場で流れていそうな音」。
後者は登場人物の気持ちにあわせてどこか遠くから聞こえてくる鈴の音や決闘の場面で吹きすさぶ風のうなりのような「何かを表現するための音」。

勿論、その境目は結構曖昧なのですが(現実になっている音が登場人物の心情や物語の展開を象徴することも勿論多々あるため)、この二種類の音が映画の中にちゃんと張り巡らされているように作ろうという自分用のハードルの意味も込めて二段階設定してありますw
元来、視覚型の人間なので音や言語で物を考えるのが余り得意じゃないから、放って置くとひたすら現実音だけを入れまくって安心してしまう…とかやっちゃいそうなので、それを回避する意味もありますw


ちゃんと「音で面白くする」という意図を明確に持って音を入れよう…という当たり前の決意w
最終的に綺麗で聴きやすい音に調整するのは専門家にお任せしようと思ってますが、ここまでは監督として自分でやるのだ!

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さてどんなシーンにどんな音が入って皆様の前に登場出来ますやら…
ご期待下さい!