U.M.I Film Makers 航海日誌

映画製作ユニット「U.M.I Film Makers」の活動の日々を記した航海日誌です。

船長の航海日誌44~ライバルその3『サイコ』

こんばんは、船長の武信です。


映画『その日、恋は落ちてきた』製作にあたってワタクシが心のライバルとして勝手に認定していた映画を紹介するシリーズ第三段!
本日の心のライバルはこの映画!!!

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アルフレッド・ヒッチコック監督作品『サイコ』!!!

突然何を言い出すんだ、お前が気でも狂ったのか!?…っていう感じですが、私は正気ですw 
此処から先は本編未見の方・ネタバレを気になさる方のために伏せ字にしますね。

 (Twitterなどから直接リンクで来た方は伏せ字が機能しないのでこっから下はご注意!!!

 『サイコ』はラストのどんでん返しも勿論素晴らしいのですが、この映画の一番素晴らしいところは実はそこではなく、物語の途中で観客が感情移入と感情離反(そんな言葉無いけどw)を繰り返していき、さっぱり先の展開が読めないところでは無いかと思っています。

…いや、本当は先の展開は読めるんですよ。
というよりあらすじだけ見たら、むしろ始めっからラストはコレしかありえないのがちょっと考えたら判るw
この展開じゃなかったらそれはサスペンス映画ではなくて最早ファンタジー映画の範疇でしか決着し得ないwww

でもね、観てる最中は何故かそこが気にならない。
気にならないどころか「え?これ、どうなるの???」としハラハラドキドキしっぱなし。
目先のシーンの面白さや、登場人物の感じの良さと気味の悪さがずっと同居してる観せ方のおかげで、観客の想像が勝手な方向に広がっていっちゃって、それがハラハラドキドキを生みつづけるっていう寸法。

 

そんな映画が創りたかったんですよ、ずーっと!

 

最も敬愛する映画監督であるヒッチコックの作品の登場人物たちと比較するのは恐れ多い気もしますが、ウチの卯月や彼女を取り巻く登場人物たちも結構皆さんをハラハラドキドキさせてくれるんじゃないかと自負しておりますw

そのハラハラドキドキ、恋かも知れませんよ?www

 

前半は、怖い話なのにコメディータッチで描くことで変な薄気味悪さとこれが正しい世界なのか?と洗脳される感じでしたが、後半で弔いとは?という世の中があまり興味をもっていないのか考えたくないのかもしれない話になり、最後に全てのつじつまがあうけれど、気味が悪い話でした。視点がとても興味深かったです。

(試写会アンケートより)

 

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