U.M.I Film Makers 航海日誌

映画製作ユニット「U.M.I Film Makers」の活動の日々を記した航海日誌です。

船長の航海日誌70~映画『遺言』Amazon Prime Videoで配信開始!

こんにちは。
船長の武信です。

本日より季刊ライトシネマとして製作された中野守監督作品『遺言』がAmazon Prime Videoで配信開始されました。
HD版レンタル250円・購入1500円、SD版レンタル100円・購入1000円となっております。
関西の人気コメディ劇団・中野劇団の短編舞台作品「遺言」の映画化した揉めまくる家族のハイスピード・ハイテンション会議ムービーです。
皆さま是非この機会にご覧下さいませ。


▼購入・レンタルはこちらから

遺言

遺言

  • 三条上ル
Amazon



www.youtube.com



中野守監督作品『遺言』


【あらすじ】
祖父の通夜。弁護士が現れ、今からオリジナルの人生ゲームで遺産の取り分を決めると告げる。
遺族は反発するも参加せざるを得ない。
ゲームのマスには遺族の秘密を暴露する内容が書かれていた!
揉めまくる家族のハイスピード・ハイテンション会議ムービー!。


【キャスト】
三条上ル
真野絵里
桐山泰典
川原悠
延命聡子
土肥希理子
長橋秀仁
神藤恭平(DanieLonely)
北川啓太


【スタッフ】
脚本・監督:中野守
撮影監督:武信貴行
撮影:門田真一・山口紘司・島田藍斗・橿原大和
撮影記録:大牧ぽるん

キービジュアル

船長の航海日誌69~野村有志監督作品『サンセット』配信開始

こんにちは。
船長の武信です。
季刊ライトシネマとして製作された野村有志監督作品『サンセット』が2022年6月2日より観劇三昧個別配信で配信開始されました。


▼配信ページ
https://v2.kan-geki.com/tvods/detail/209

配信料金は7日レンタル500円・購入1500円となっております。


因みにAmazon Prime Videoにも配信申請したら却下されましたw
ご覧になった方なら予想出来ると思いますが多分劇中のあのシーンのせいだと思いますw
Amazonは米国基準の視聴レートが適用される場合があり日本の映倫より厳しい審査結果が出る場合があるのです)
ご覧になっていない方はこの機会に是非ご覧になって確かめてみて下さい!!!


【あらすじ】
僕らは笑う、くだらなく、いつまでも続く与太話で。
3つのボタンにまつわる男3人の悲喜劇。

これは僕や貴方の日常。

門真国際映画祭2021 舞台映像部門 最優秀助演男優賞(伊藤駿九郎)受賞作品。


【監督・脚本】
野村有志(オパンポン創造社)


【出演】
野村有志(オパンポン創造社)
飯嶋松之助(KING&HEAVY)
伊藤駿九郎(KING&HEAVY)


【スタッフ】
撮影監督・編集:武信貴行(U.M.I Film makers)
音楽:Melon All Stars

撮影:林知明・門田真一

撮影記録:大牧ぽるん

一場面

船長の航海日誌68~映画『逡巡レインボー』Amazon Prime Videoで配信開始!

こんにちは。
船長の武信です。

本日より季刊ライトシネマとして製作された竜崎だいち監督作品『逡巡レインボー』がAmazon Prime Videoで配信開始されました。
HD版レンタル250円・購入1500円、SD版レンタル100円・購入1000円となっております。
舞台版『黒子のバスケ』『黒執事』などの脚本も手掛ける竜崎だいち監督・脚本による尼崎を舞台にちょっとアンニュイな雰囲気と関西弁で描く大人の恋愛事情。
皆さま是非この機会にご覧下さいませ。


▼購入・レンタルはこちらから



www.youtube.com


竜崎だいち監督作品『逡巡レインボー』


【あらすじ】
知らない街。 知らない駅のホーム。 降り立つ男。
道ゆく人々の中で、自分だけが立ち止まっている気がした。
いなくなった彼女が、そこにいることを知った。 来るつもりはなかった。
だけど気が付いたら、そこにいた。
視界に女が一人、見つかる。 彼女は安いビニール傘をさして、空を見ている。
空は曇天。だけど、雨は降っていない。
知らない街を、見知らぬ女と二人で、歩く。

僕は彼女に逢いに行く。
その後どうしたらいいかなんて、まだわからないけれど。


【キャスト名】
桐山篤
西村朋恵(こまち日和)
ツジコウイチ(コッコア)
泉希衣子(MC企画)
ののあざみ(yum yum cheese)
竜崎だいち
出口弥生
出口ここね
竹田和哲(NOLKA SOLKA entertainment)
米山真理(彗星マジック) ほか


【スタッフ】
撮影監督/武信貴行(U.M.I Film makers)
音楽制作/コッコア
衣装協力/西出奈々(彗星マジック)
ロケ地協力/amagotta 宮脇書店アマゴッタ店 狂夏の市場劇場 他

一場面

船長の航海日誌67~映画『さようなら』公開決定

こんばんは。
船長の武信です。
本日はお知らせがあります。

【特報】映画『さようなら 』公開決定

8/6㈯~8/12㈮
シアターセブンにて一般公開開始!!!

一般1,800円 シニア:1,200円 学生:1,000円 シアターセブン会員:1,000円
サービスDAY(毎週水曜日)1,200円 ペア割DAY(毎週金曜日)2名で2,400円

​*詳細な上映時間は続報をお待ち下さい。


www.youtube.com


▼公式HPはこちら
www.sayounaramovie.com



野村有志監督作品『さようなら』


淡路島の小さな工場で働く味気ない人々の物語。彼等、彼女等が生み出す甘美な絵空事が全てを巻き込み錯綜する。

「2000万?あのおっさんがそんな持ってるはずないやろ」
「脱税して貯めてたみたいなんです」
「ほんで?」
「だから、盗られても警察に言えないんです」

CoRich舞台芸術まつり!2018春 グランプリ獲得/演技賞(美香本響)受賞・「手のひらフェスティバル2018」観劇ビギナー大賞など各賞受賞・「佐藤佐吉賞2018」優秀助演男優賞(伊藤駿九郎)・優秀主演女優賞(一瀬尚代)受賞など数々の受賞歴に輝く名実共にオパンポン創造社の代表作「さようなら」の映画化。
(カラー/101分/日本映画/映倫番号122953/G区分)


出演
野村有志
一瀬尚代
美香本響
川添公二
伊藤駿九郎
殿村ゆたか

飯嶋松之助(友情出演)


監督・脚本
野村有志


撮影監督・編集
武信貴行(U.M.I Film makers)


撮影
太田智樹
竹田和哲(NOLCA SOLCA Film)
タニガワヒロキ


助監督
飯阪宗麻(NOLCA SOLCA Film)
橿原大和(120)
西村朋恵
早川聡


撮影記録
大牧ぽるん
緒花(Noisy Bloom)
林知明


映像制作
赤星マサノリ


音楽
浜間空洞(小骨座)


録音
浅葉修(Chicks)
上原優香(劇団散り花)


ヘアメイク
KOMAKI(kasane)

ヘアメイクアシスタント
ぐっち


セット
久太郎(Anahaim Factory)


制作進行
竹内桃子(Booster)
三坂恵美(Booster)


宣伝美術
勝山修平(彗星マジック)


機材協力
観劇三昧舞台撮影所


音協
住野真


ロケ地協力
淡路島フィルムオフィス
㈲川口
佐伯慎亮
JR西日本
株式会社 JR西日本コミュニケーションズ
スナック ボワール
洲本市
Drinker's Space Georges
兵庫県
箕面市


小道具協力
ええかんじ食堂


協力
青木道弘(ArtistUnitイカスケ)
in→dependent theatre Group
海月館
Studio KOO-KAI
Bar PLACEBO
Hotel Grandpa
新菜 しもん
浅雛拓
㈲ライターズ・カンパニー
baghdad cafe'
テノヒラサイズ
meyou
KING&HEAVY
theatre PEOPLE PURPLE
Melon All Stars
若旦那家康(コトリ会議/ROPEMAN(42))
吉本興業


製作
U.M.I Film makers


共同製作
オパンポン創造社


コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 ARTS for the future! 採択事業

船長の航海日誌66~映画『さようなら』完成のお知らせ

こんばんは。
船長の武信です。

いや、もう随分長いことブログを更新していませんでした!
その間何をしていたかというと…

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オパンポン創造社との共同製作でこの映画を作っておりました!
文化庁 令和2年度第3次補正予算事業
コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 AFF採択事業
『さようなら』
…です!

去年のAFFの募集に応募して暫く音沙汰がなかったので「あ、これは不採択かなー。変に広報とかしないで良かったぜ!」という期間が結構あったと思ったら、夏に急に採択の連絡が入り「わー!年内に完成させなー!!!」となって全集中で製作していた次第w
何しろ野村監督とは一時「落ちたっぽいし別の映画撮ろうか~」みたいな話になって何だったらインサートカットの撮影とか始めてたくらいだったので無茶苦茶焦りましたwww




大丈夫です!
無事に完成しております!!!w

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昨年末に初号試写会も済ませ、先日書類関係の文化庁への提出も無事に終了しましたので、このタイミングでご報告まで!
公開に関する情報や製作に関するよもやま話などもこれからポチポチと更新していこうかと思いますので、また時々このブログもチェックしてみてください~♪


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野村有志監督作品『さようなら』


淡路島の小さな工場で働く純粋な人々の物語。彼等、彼女等が生み出す甘美な絵空事が全てを巻き込み錯綜する。

「2000万?あのおっさんがそんな持ってるはずないやろ」
「脱税して貯めてたみたいなんです」
「ほんで?」
「だから、盗られても警察に言えないんです」

CoRich舞台芸術まつり!2018春 グランプリ獲得/演技賞(美香本響)受賞・「手のひらフェスティバル2018」観劇ビギナー大賞など各賞受賞・「佐藤佐吉賞2018」優秀助演男優賞(伊藤駿九郎)・優秀主演女優賞(一瀬尚代)受賞など数々の受賞歴に輝く名実共にオパンポン創造社の代表作「さようなら」の映画化。


出演
野村有志
一瀬尚代
美香本響
川添公二
伊藤駿九郎
殿村ゆたか

飯嶋松之助(友情出演)


監督・脚本
野村有志


撮影監督・編集
武信貴行(U.M.I Film makers)


撮影
太田智樹
竹田和哲(NOLCA SOLCA Film)
タニガワヒロキ


助監督
飯阪宗麻(NOLCA SOLCA Film)
橿原大和(120)
西村朋恵
早川聡


撮影記録
大牧ぽるん
緒花(Noisy Bloom)
林知明


映像制作
赤星マサノリ


音楽
浜間空洞(小骨座)


録音
浅葉修(Chicks)
上原優香(劇団散り花)


ヘアメイク
KOMAKI(kasane)

ヘアメイクアシスタント
ぐっち


セット
久太郎(Anahaim Factory)


制作進行
竹内桃子(Booster)
三坂恵美(Booster)


宣伝美術
勝山修平(彗星マジック)


機材協力
観劇三昧舞台撮影所


ロケ地協力
淡路島フィルムオフィス
㈲川口
佐伯慎亮
JR西日本
株式会社 JR西日本コミュニケーションズ
スナック ボワール
洲本市
Drinker's Space Georges
兵庫県
箕面市


小道具協力
ええかんじ食堂


協力
青木道弘(ArtistUnitイカスケ)
in→dependent theatre Group
海月館
Studio KOO-KAI
Bar PLACEBO
Hotel Grandpa
新菜 しもん
浅雛拓
㈲ライターズ・カンパニー
baghdad cafe'
テノヒラサイズ
meyou
KING&HEAVY
theatre PEOPLE PURPLE
Melon All Stars
若旦那家康(コトリ会議/ROPEMAN(42))
吉本興業


製作
U.M.I Film makers


共同製作
オパンポン創造社


コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 ARTS for the future! 採択事業

船長の航海日誌65~季刊ライトシネマ秋号 勝山修平監督作品『御大と監督「お前にうつる俺の魂は燃え尽きているか」』開催のお知らせ

こんばんは。
船長の武信です。

季刊ライトシネマ2021年度秋号の開催が決定しております!
次回の上映作品は勝山修平監督作品『御大と監督「お前にうつる俺の魂は燃え尽きているか」』です!

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【あらすじ】
彼は、乾いていた。

若くしてトップクラスの俳優となり、数え切れないくらいのドラマや映画の主演として活躍しているのに。

今回の映画撮影は、特に、空虚だった。記念すべき50本目の主演映画撮影にも関わらず、心がミクロ単位で動かない。

だから、体で、ガワだけで、演じきった。それはつまり、台本への、冒涜だ。共演者への、裏切りだ。最後まで、自分の言葉として、台詞を吐くことができなかった。

そしてその彼の葛藤を、焦燥を、監督も、共演者も、スタッフも、誰も気づくことは無かった。

それがまた彼を、悲しみの淵へと追いやっていた…


【監督・脚本】
勝山修平(彗星マジック)


【撮影監督】
武信貴行(U.M.I Film makers)


【出演】
立花裕介 野倉良太 中嶋久美子 米山真理 和田雄太郎 さぶりな 谷野まりえ


【詳細】
日時:2021年9月27日(月)20時~

場所:大阪 日本橋 インディペンデントシアター1st
   (大阪市営地下鉄堺筋線 恵美須町駅 1A出口 右手(北)8分)

料金:一般2000円 学生1000円
本編30分(予定)+アフタートーク20~30分

チケットはカルテットオンライン・観劇三昧LIVEにて発売!

会場チケット(8月21日10:00~販売開始)▼
https://www.quartet-online.net/ticket/ontai

オンライン配信チケット(8月28日10:00~販売開始)▼
https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/433



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ご期待下さい!

船長の航海日誌64~視点のサスペンス

こんにちは!船長の武信です。

無事に野村有志監督作品『サンセット』のアーカイブ配信も終了しました。
ご覧くださった皆さま、気にかけてくださった皆さまありがとうございました!


初回配信も終了ということでちょっとネタバレ含んだ撮影裏話などw


当たり前のことですが映画ってカメラでズバッと実際の風景を撮影して作るので、カメラのフレームに入るものは基本何でも写ってしまいます。
これの良い所は「写せば簡単に一瞬で視覚的な説明ができる」という点。
小説だと例えば筑摩川の風景を描写するのに様々な単語や修辞を駆使して結構長い文章を構築する必要があるわけですが、映画だと秒でそのまま丸っと観客に提示することが出来ますw

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これは竜崎だいち監督作品『逡巡レインボー』のワンカットですが、こんな感じでワンカットの中に情報大量に詰め込める。
このカットの具象を文章化するのとか多分めっちゃシンドいと思いますw


逆に良くない所は「実は見せたくない物まで写ってしまう」という点。
明らかに写ったらいけない物はフレームの中に来ないようにすれば良いのでそこまで難しくはないのですが、「特に見せたい訳でもないけど写ってないとオカシイ物」っていうものが世の中には大量にあり、これらの扱いって実は結構面倒くさいのですw


演劇作品だと素舞台に黒幕が張ってあれば、そこはある種の抽象的空間として了承してもらえて、想像力で背景などは補完してもらえたり、何だったら物語に必要のないものとして意識から切り捨てる…という見方が成立するし、舞台版のサンセットはこれを上手く利用した演出になってるのですが、映画の場合それをそのまま踏襲して何も写ってない暗黒空間を背景にしちゃうと「何で?此処は何?…宇宙???」ってなっちゃうだけなんですよね。
なので絶対に舞台となる「部屋」の具体的なセットを組む必要がありました。

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…でセットを組んじゃうとそれは確実に画面には映るわけで、そうなると前述の舞台空間とは違う意味で「この画面に写ってる部屋は一体どういう部屋なのか?」という部分が観る人の意識には上って来るのですよね。
これはもう映画という手法上どうしようもない部分なので敢えて隠すことはせずに(隠せないしw)、観る人のフックになるように乗っかって活かして行こう!とw


カメラを置く位置を「登場人物たちが気にしている壁」の側からだけに限定して、最初のうちは「この部屋は何のための部屋なんだろう?」という興味、お話が進んでいくにつれて「写ってない側の壁はどうなってるんだろう?」という興味が持ってもらえたら良いな…という大きな方針を撮影前に早い段階で監督と相談して決めていました。
あまりアングルを限定ぜずにもっと早い段階でスイッチなどを写してしまい空間の現実感を強調する…という方法も候補には上がっていましたが最終的にはかなり視点を限定して観る人の想像を膨らませてもらう方法を選んだことになります。
ここに外の廊下を歩く月村の足のアップを挟むことで「ここは何処?彼らは誰?」という興味を早い段階で持ってもらい物語的なサスペンスに繋げたい…という狙いw

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観てくださった方の感想でも舞台版に映画版は比べて「怖い感じ」「不穏な感じ」が強くなってる印象のようなのですが、これは主にこういう仕掛けのせいではないかと思います。

これがクライマックスの阿波おどりのシーンではそれまで守ってきた視点の固定を敢えて無視して色々な方向からの絵になり…

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ラストシーンでは完全に前後逆転して今まで登場人物にしか見えてなかった「もうひとつの壁」がようやくハッキリと映り、この壁が常に写ったまま映画は終わります。

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こういった「物語にリンクした視点の演出」みたいなのはとても好きなので撮影監督として毎回何らかの形で挑戦しているのですが、この『サンセット』ではかなり上手く出来たのではないかと自負しています。
次回作でもこういう仕掛けは作っていきたいなぁw