U.M.I Film Makers 航海日誌

映画製作ユニット「U.M.I Film Makers」の活動の日々を記した航海日誌です。

船長の航海日誌85~映画『遺言』がレンタル無料に

こんにちは。船長の武信です。

Amazon Prime videoで配信中だった季刊ライトシネマ・中野守監督作品『遺言』のレンタルがHD版・SD版ともに無料になりました!
オリジナルの人生ゲームで遺産の取り分を決める、揉めまくる家族のハイスピード・ハイテンション会議ムービー、この機会に是非御覧下さい。


『遺言』のレンタルはこちらから▼
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そして中野劇団の代表作の一つである『結婚の報告』も現在映画化が準備中とのこと!
www.dreamnews.jp
現在出演者オーディション参加者を募集中ということなのでご興味ある方は是非ご応募されてみては如何でしょうか?
cinepu.com




中野守監督作品『遺言』


www.youtube.com


【あらすじ】
祖父の通夜。弁護士が現れ、今からオリジナルの人生ゲームで遺産の取り分を決めると告げる。
遺族は反発するも参加せざるを得ない。
ゲームのマスには遺族の秘密を暴露する内容が書かれていた!
揉めまくる家族のハイスピード・ハイテンション会議ムービー!


【監督】
中野守(中野劇団)


【撮影監督】
武信貴行(U.M.I Film makers)


【出演】
三条上ル
真野絵里
桐山泰典
川原悠
延命聡子(以上、中野劇団)

土肥希理子
長橋秀仁
神藤恭平(DanieLonely)
北川啓太

一場面

船長の航海日誌84~映画『逡巡レインボー』がレンタル無料に

おはようございます。船長の武信です。

かねてからAmazon Prime videoで配信中だった季刊ライトシネマ・竜崎だいち監督作品『逡巡レインボー』のレンタルがHD版・SD版ともに無料になりました!
この機会に是非、尼崎の大人の恋愛ファンタジーをご覧くださいませ。


『逡巡レインボー』のレンタルはこちらから▼
amzn.to

まもなく竜崎だいちさんが主宰をつとめる羊とドラコの本公演『魚はなぜ泡を吐くのか』も予定されています。
本公演の前の予習にも是非無料レンタルをご活用下さい!
blog.livedoor.jp



竜崎だいち監督作品『逡巡レインボー』


www.youtube.com

【あらすじ】
知らない街。 知らない駅のホーム。 降り立つ男。
道ゆく人々の中で、自分だけが立ち止まっている気がした。
いなくなった彼女が、そこにいることを知った。 来るつもりはなかった。
だけど気が付いたら、そこにいた。
視界に女が一人、見つかる。 彼女は安いビニール傘をさして、空を見ている。
空は曇天。だけど、雨は降っていない。
知らない街を、見知らぬ女と二人で、歩く。

僕は彼女に逢いに行く。
その後どうしたらいいかなんて、まだわからないけれど。


【キャスト】
桐山篤
西村朋恵(こまち日和)
ツジコウイチ(コッコア)
泉希衣子(MC企画)
ののあざみ(yum yum cheese)
竜崎だいち
出口弥生
出口ここね
竹田和哲(NOLKA SOLKA entertainment)
米山真理(彗星マジック) ほか


【スタッフ】
撮影監督/武信貴行(U.M.I Film makers)
音楽制作/コッコア
衣装協力/西出奈々(彗星マジック)
ロケ地協力/amagotta 宮脇書店アマゴッタ店 狂夏の市場劇場 他

一場面

船長の航海日誌83~映画『さようなら』うみぞら映画祭2022にて上映

こんばんは。船長の武信です。

毎年淡路島で開催されている海と映画と美味しい食事の祭典「うみぞら映画祭2022」にて映画『さようなら』が上映されます。
umizora-cinema.com


上映は2022年9月17日(土)13:00~
料金は一般1800円、高校生以下1000円(未就学児童除く)となる予定です。
出演者若干名の舞台挨拶も予定しております(出演者調整中)。
詳しくは*コチラの情報欄で最新の情報をご確認下さい。

淡路島での淡路島クライムムービー初上映となるこの機会に是非とも映画『さようなら』をご鑑賞くださいませ。
皆様のご来場をお待ちいたしております。



野村有志監督作品『さようなら』
ゆうばりファンタスティック国際映画祭2022フィルミネーション賞受賞作品


www.youtube.com


淡路島の小さな工場で働く味気ない人々の物語。彼等、彼女等が生み出す甘美な憧憬が全てを巻き込み錯綜する。

「2000万?あのおっさんがそんな持ってるはずないやろ」
「脱税して貯めてたみたいなんです」
「ほんで?」
「だから、盗られても警察に言えないんです」

CoRich舞台芸術まつり!2018春 グランプリ獲得/演技賞(美香本響)受賞・「手のひらフェスティバル2018」観劇ビギナー大賞など各賞受賞・「佐藤佐吉賞2018」優秀助演男優賞(伊藤駿九郎)・優秀主演女優賞(一瀬尚代)受賞など数々の受賞歴に輝く名実共にオパンポン創造社の代表作「さようなら」の映画化。
(カラー/101分/日本映画/映倫番号122953/G区分)


出演
野村有志
一瀬尚代
美香本響
川添公二
伊藤駿九郎
殿村ゆたか

飯嶋松之助(友情出演)


監督・脚本
野村有志


製作
U.M.I Film makers


共同製作
オパンポン創造社


コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 ARTS for the future! 採択事業

船長の航海日誌82~映画『さようなら』の撮影話③

こんにちは。船長の武信です。


映画『さようなら』映像演出の振り返り第三回です。
前回までは「息苦しさ」とか「淡路島であること」というような映画全体の映像の方向性みたいな部分についての話でしたが、今回はそれを踏まえての「各シーンのコンセプト」のお話など。


映画全体の映像の方向性が決まったらあとは自動的に全てのカット割りが決まる!…などという事は勿論無いです。
無いというか有りにしちゃダメ!
正確に言うとダメってこともないですが、全体方針だけでやっちゃうとメリハリの無い映画になりがち。
『さようなら』の場合は、初演から何年も掛けて改定され様々な賞を受賞した舞台劇の戯曲を脚本として使っているし、舞台版を長らく演じてきた舞台版オリジナルキャストのままのキャストなので登場人物の感情描写も確立されている為、全体方針だけでやっても一定以上面白い映画にはなったとは思うのですが、自分たちがこの作品が好きで映画化する以上自分たちが信じている「『さようなら』の面白さ」を下回る訳にはいかないので、もっと他の工夫もするのですw

スナック「作戦会議」

特に顕著なのはこのシーン。
末田とチェンが柴田と宮崎に社長の脱税を打ち明けて共犯を持ちかけるシーンで製作中は「作戦会議」と呼ばれてたシーンです。


このシーン、脚本上の台詞を素直に追ってカット割りすると恐らくはほぼ末田と宮崎の会話をカメラが追うことになるんですが、それだと脚本の物語や俳優の台詞以上のサスペンスが生まれない。
それで満足する手もあるのですが、ここは脚本や俳優以外の要素として映像が他の面白さを追加する形で進む方がより面白いはず。
そこでフォーカスを当てたのが…

「作戦会議」の柴田

舞台版でもこのシーンでは柴田は一人だけやや離れた場所に居て末田と宮崎の会話を聞いているのですが、映画版では明確に「柴田が末田と宮崎の会話を聞いて驚いたり焦ったりしているシーン」に見えるようにカット割りする形で映像化しています。
具体的には重要な台詞は基本的に柴田が聞いている台詞として柴田のアップを挟むという即物的にして単刀直入な方法w
(とはいえ即物的な方法以外には映像は取り得ない)
会話にほぼ参加しないキャラが主人公として強調されることで「望まぬ事件が勝手に進行していく」という柴田からみたサスペンスが加味出来たのではないかな…と思っています。


因みにこの狙いは考えた野村監督と俺の間では当然事前に共有できてたのですが、他の撮影スタッフには意図を明確に説明せずに実施したので「何でこのカメラはこんな台詞の無いところ一杯撮ってるんだ…」みたいに思われてた模様w
…判らんではないwww

撮影風景

船長の航海日誌81~映画『さようなら』の撮影話②

こんにちは。船長の武信です。


映画『さようなら』映像演出の振り返り第二回です。
前回は主にこの映画のメインになる会話シーン(会話劇なのでw)の撮影についてでしたが、今回は「淡路島」という舞台についての方向から考える映像演出についてちょいとばかりネタバラシをw


脚本上で具体的に「淡路島」と言及されているのでロケ地は当然ながら淡路島でなければなりません。
ここ映像の良い所でもあり面倒な所でもあるんですが「淡路島で撮影したら淡路島の何かしらが必ず画面に映る」んですよね、当たり前ですが。
これが実はクセモノで逆に言うと「背景や通行人などあまり意図せずに画面に映るもの」が「淡路島の何かしら」である必要がある。
「あー、大阪にもありそうだなー」とか「近未来の日本っぽいなー」みたいなものが映ってはいけないw
つまりかなり誇張された「淡路島」である必要がある訳です。
で出した答えが…

堤防
波止場

…海!!!
ハイ、即物的www
良いんです、即物しか映像には映らないのでwww
映らないものはどうでもええのんじゃぁ!!!w


とはいえ海で撮影したら何でも良いのかというとそういう訳にも行かないので撮影的には工夫はしております。
堤防の映像の撮影配置は↓こんな感じ。

洲本港堤防撮影配置図

180m程離れた位置から望遠で撮影しました。
これをやると背景が圧縮されて一枚の絵の中に遠近のものが全てピタッと収まるんです。
具体的に言うと…

地図上の被写体
画面上の映り込み範囲

…という感じです。
淡路島と対岸の本土とそこを行き交う船が全部一枚で収まって、その中を点のように移動しながら会話する人物…という、この物語を一枚の絵で象徴的に表すのにうってつけの良いロケ地だったのではないでしょうか。
監督とロケハンで一発で「ここにしよう!」って決まった場所でした。
無事にここで撮影できて良かったです。


因みにもし撮影許可の問題などで別の場所での撮影になってた場合の第二候補はこちら。

ロケハン写真

同じく洲本港の別の堤防なのですが、こちらで撮影した場合は手前の堤防に沿って歩く末田とチェンをカメラが平行に一緒について行きながら奥には海と本土がずっと映ってる…という映像になったのではないかと思います。
(そしてクライマックス前はそれまでとは逆方向に移動する柴田と一緒に動くカメラの映像になる)
今風の演出に近いのはこちらだったかも…とも思いますが、皆さんはどちらがお好みでしょうか?w

一場面

船長の航海日誌80~映画『さようなら』の撮影話①

おはようございます。船長の武信です。

映画『さようなら』大阪・十三シアターセブンでの初一般公開、好評のうちに無事に終了することが出来ました。
暑い中ご来場いただいた皆様本当に有難うございました!

この先もまだまだ上映や配信を続けていくと思いますが、まずは最初の節目通過ということで映画『さようなら』の撮影監督としての映像的な面からの振り返りなどを。


元々原作になった舞台版の『さようなら』が大好きでいつか自分が関わって映画にできたらなぁ…と考えていた念願の企画だったのですが、ARTS for the future!(コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業)での補助金交付が決定し、さあ作れるぞ!…となると映像班的には今度はその夢想をどうやって映像として具体化するか?が当然考えるべき問題になる訳です。


この物語の場合登場人物が6人しか居ない息苦しい雰囲気をどう映像で表現するか?がまずは最初にして最大の映像的な演出のポイントになるのは明白。
広々とした爽々しい空間の中でこのお話が進んでいくのはどう考えても不釣り合いw
…となると空間が実際より広く映る広角レンズは使わず、可能な限り望遠レンズで撮影して出来るだけ全てのカットで狭苦しさを強調しよう!という基本方針は絶対ということになりました。

広角レンズの映像
映画の映像

ロケ地協力してくださったスナックボワールが縦に細長い作りだったので出来るだけカメラを俳優陣から離して配置してズームレンズの望遠側で撮影して広く映らないようにしています。


この撮影方法が一番顕著なのは多分ここ。

休憩室のワンカット

休憩室の一連のシーン。
このシーンは実際の工場の一角をお借りしてそこに久太郎さんにセットを建ててもらって更に空間を狭くして撮影していますが、実はこのセット壁が取り外せるように作って頂いててカメラはセットの外から中が撮影できるようになってました。

パネルを外したセット

これもスナックのシーンと同じで出来るだけ望遠側で撮影する為のものです。
前述の「休憩室のワンカット」は実は↓の写真の…

OPクレジット用の宮崎の映像

ポスターが貼られている壁を取り外してその奥にある部屋から撮影していますw
(因みにこの写真はOPクレジット用なので広角側で撮影しています。広く映る感じが伝わりやすいかと思います)

船長の航海日誌79~『さようなら』ゆうばり国際ファンタスティック映画祭フィルミネーション賞受賞

こんばんは。
船長の武信です。


2022年7/28より8/1まで開催されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022において映画『さようなら』がフィルミネーション賞を受賞しました!


フィルミネーション賞はフィルミネーション株式会社の協賛により、海外展開において最も高いポテンシャルを持つ国内作品に授与される賞です。
filmination.jp



…マジか!!!


無茶苦茶嬉しい。
何ならグランプリより嬉しいかも知れない。
いや、そりゃ勿論グランプリも無茶苦茶嬉しいんですけども、フィルミネーション賞の「海外VODへのオンラインマーケット上での販売が決定しています」の文言が無茶苦茶嬉しい。

撮影風景

そもそも舞台版の『さようなら』が大好きで初見時からいつか自分が関わって映画化出来たらなぁ…と思っており、去年AFFで機会を貰えて実現出来ることになった訳ですが、その念願の企画が実現した作品を海外の方々にも観て貰えるとなったら嬉しくない訳がないんですよ!
自分的にはこの作品は自分が初めて舞台版『さようなら』を観た時に感じた面白さを沢山の方々に感じて貰って一緒に楽しみたい!というストレートな欲求だけで製作に挑んだ作品なので。
いい大人が言うて安くはないバジェットのプロジェクトに臨んでその姿勢で良いのか?…とか是非はあると思うんですが実際のところそうだったのですw
言うてみれば庵野秀明監督の『シン・シリーズ』ですねw
いや、あっちはちゃんとビジネスとしての計算はしてるからそこは違うと思いますが。

撮影風景

野村監督とのプランニングや撮影、編集作業でもよく二人で言ってたのは「いや、この作品はもっと面白いやろ」「今のままじゃ舞台版の方が面白いからヤバい」とかでした。
今にして思うと自分たちの作品好き過ぎる気持ちがなかなか純粋な向上心として上手く作用してた気がしますw
駄目な方向に働くとひとりよがりなモノになってしまう可能性もあったとは思うのですが結果としてはきっと良かったのでしょう。
自分たち以外の人に自分たちの気持ちと作品を認めて頂けた証として今回の受賞はとても嬉しいことでした。
本当にありがとうございます<(_ _)>

撮影風景

さあ続いてはもっともっと沢山の人達にこの作品を観て頂く番です。
まずは今週末8月6日(土)からは大阪・十三シアターセブンにて一般公開が始まります。
「面白い」と自信を持って言える作品になっていると思いますので『シン・さようなら』是非とも皆様ご鑑賞くださいませ。



▼上映の詳細・チケット購入はこちらから
www.sayounaramovie.com




野村有志監督作品『さようなら』


www.youtube.com


淡路島の小さな工場で働く味気ない人々の物語。彼等、彼女等が生み出す甘美な憧憬が全てを巻き込み錯綜する。

「2000万?あのおっさんがそんな持ってるはずないやろ」
「脱税して貯めてたみたいなんです」
「ほんで?」
「だから、盗られても警察に言えないんです」

CoRich舞台芸術まつり!2018春 グランプリ獲得/演技賞(美香本響)受賞・「手のひらフェスティバル2018」観劇ビギナー大賞など各賞受賞・「佐藤佐吉賞2018」優秀助演男優賞(伊藤駿九郎)・優秀主演女優賞(一瀬尚代)受賞など数々の受賞歴に輝く名実共にオパンポン創造社の代表作「さようなら」の映画化。
(カラー/101分/日本映画/映倫番号122953/G区分)


出演
野村有志
一瀬尚代
美香本響
川添公二
伊藤駿九郎
殿村ゆたか

飯嶋松之助(友情出演)


監督・脚本
野村有志


製作
U.M.I Film makers


共同製作
オパンポン創造社


コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 ARTS for the future! 採択事業