U.M.I Film Makers 航海日誌

映画製作ユニット「U.M.I Film Makers」の活動の日々を記した航海日誌です。

船長の航海日誌79~『さようなら』ゆうばり国際ファンタスティック映画祭フィルミネーション賞受賞

こんばんは。
船長の武信です。


2022年7/28より8/1まで開催されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022において映画『さようなら』がフィルミネーション賞を受賞しました!


フィルミネーション賞はフィルミネーション株式会社の協賛により、海外展開において最も高いポテンシャルを持つ国内作品に授与される賞です。
filmination.jp



…マジか!!!


無茶苦茶嬉しい。
何ならグランプリより嬉しいかも知れない。
いや、そりゃ勿論グランプリも無茶苦茶嬉しいんですけども、フィルミネーション賞の「海外VODへのオンラインマーケット上での販売が決定しています」の文言が無茶苦茶嬉しい。

撮影風景

そもそも舞台版の『さようなら』が大好きで初見時からいつか自分が関わって映画化出来たらなぁ…と思っており、去年AFFで機会を貰えて実現出来ることになった訳ですが、その念願の企画が実現した作品を海外の方々にも観て貰えるとなったら嬉しくない訳がないんですよ!
自分的にはこの作品は自分が初めて舞台版『さようなら』を観た時に感じた面白さを沢山の方々に感じて貰って一緒に楽しみたい!というストレートな欲求だけで製作に挑んだ作品なので。
いい大人が言うて安くはないバジェットのプロジェクトに臨んでその姿勢で良いのか?…とか是非はあると思うんですが実際のところそうだったのですw
言うてみれば庵野秀明監督の『シン・シリーズ』ですねw
いや、あっちはちゃんとビジネスとしての計算はしてるからそこは違うと思いますが。

撮影風景

野村監督とのプランニングや撮影、編集作業でもよく二人で言ってたのは「いや、この作品はもっと面白いやろ」「今のままじゃ舞台版の方が面白いからヤバい」とかでした。
今にして思うと自分たちの作品好き過ぎる気持ちがなかなか純粋な向上心として上手く作用してた気がしますw
駄目な方向に働くとひとりよがりなモノになってしまう可能性もあったとは思うのですが結果としてはきっと良かったのでしょう。
自分たち以外の人に自分たちの気持ちと作品を認めて頂けた証として今回の受賞はとても嬉しいことでした。
本当にありがとうございます<(_ _)>

撮影風景

さあ続いてはもっともっと沢山の人達にこの作品を観て頂く番です。
まずは今週末8月6日(土)からは大阪・十三シアターセブンにて一般公開が始まります。
「面白い」と自信を持って言える作品になっていると思いますので『シン・さようなら』是非とも皆様ご鑑賞くださいませ。



▼上映の詳細・チケット購入はこちらから
www.sayounaramovie.com




野村有志監督作品『さようなら』


www.youtube.com


淡路島の小さな工場で働く味気ない人々の物語。彼等、彼女等が生み出す甘美な憧憬が全てを巻き込み錯綜する。

「2000万?あのおっさんがそんな持ってるはずないやろ」
「脱税して貯めてたみたいなんです」
「ほんで?」
「だから、盗られても警察に言えないんです」

CoRich舞台芸術まつり!2018春 グランプリ獲得/演技賞(美香本響)受賞・「手のひらフェスティバル2018」観劇ビギナー大賞など各賞受賞・「佐藤佐吉賞2018」優秀助演男優賞(伊藤駿九郎)・優秀主演女優賞(一瀬尚代)受賞など数々の受賞歴に輝く名実共にオパンポン創造社の代表作「さようなら」の映画化。
(カラー/101分/日本映画/映倫番号122953/G区分)


出演
野村有志
一瀬尚代
美香本響
川添公二
伊藤駿九郎
殿村ゆたか

飯嶋松之助(友情出演)


監督・脚本
野村有志


製作
U.M.I Film makers


共同製作
オパンポン創造社


コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 ARTS for the future! 採択事業