U.M.I Film Makers 航海日誌

映画製作ユニット「U.M.I Film Makers」の活動の日々を記した航海日誌です。

船長の航海日誌127~オリゴ党『ばいなら』収録

こんにちは。船長の武信です。


昨日はオリゴ党『ばいなら』の舞台映像収録でした。
本日は例によって素材の色とか音の調整中。
近頃は舞台映像の音も映画製作の時に導入した整音ソフトを使って調整してるんですが、レンダリングでそこそこ待ち時間が発生するので、ぶっちゃけるとこの「舞台映像」カテゴリーのブログは毎回その待ち時間に書いておりますw


結構長いことオリゴ党の公演の舞台映像収録やらせてもらってますが今回の『ばいなら』のテイストの作品は初めて。
作中の台詞やガジェットとしても登場してる「欽ちゃん」「寅さん」のような暖かいストレートプレイで逆にビビりました。
こんなんも作れちゃうのねw
…流石です。


オリゴ党はいわゆる「社会人劇団」ってやつ(中野劇団なんかもそういう認識)で、こういう従来作とは大幅に路線違う作品もサラッと出してくるところが大人の大人たる良さだよなと。
これが出来るのは毎回一定のクオリティ以上で作品を発表し続けてきた作家や団体のみなんだよなw
(若い劇団がやると「チャレンジ!」的なことを打ち出してからやりがち。それがダメという訳ではないけどサラッと出してくる格好良さとは別物よね)
かくいうワタクシも田舎がド田舎なのでこの作品の舞台になった田舎の田舎感には共感できる部分が大いにあるんですが、そこに通り一辺倒な嘘っぽさが無いのもこの作品に関わった人たちの地力の証明かと。


あ、でもアフタートークで作・演出の岩橋さんが「自分の作品は現実へのカウンターパートだと思っている」的な発言をされてて「ああ、そこは一貫してるのね」と思いましたw
カウンターパートでコレが出てくるってことは相当現実の殺伐さに思うところあるんだろうな…みたいなブラックさがあるwww


舞台映像も今までのオリゴ党のそれとは少し雰囲気違う感じに作れたらなと思ってます。